英文校正サービスのランキング調査方法は、英文校正で最も重要と考えられる品質、納期、 料金、使いやすさ、学術論文への適性、専門性を10点満点、、ビジネス用途への適性、クロスチェックの有無、割引制度を 5点満点とした、相対的な独自の調査によるものです。このため一部事実と違ったり、調査後のリニューアルが反映できていないこともありますのでご了承ください。
※採点の一部は、実際に発注した結果を評価したものであるため、個人差がありえます。 本サイトの品質向上のため、採点などは定期的に見直す予定です。私どもの調査内容と違う意見がございましたらinfo@editing-compare.com までご連絡いただければ幸いです。

1位 エナゴ(総合得点:78) 運営会社:株式会社クリムゾンインタラクティブ・ジャパン

お勧めPoint ! 専門家と学術英語ライティングのダブルチェック体制。標準プランで「何度でも再校正」に対応しており、投稿規程チェックも行っています。研究論文の校正を依頼するなら安心して任せます。
弱点 論文に特化しているため、カジュアルな文章を短納期で見てもらいたいなどという場合は不向き。
納期 最短1日 料金 4.5円/語~
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性 ×
クロスチェック 標準プランで2名体制 詳しくはこちら

2位 エディテージ(総合得点:66) 運営会社:カクタス・コミュニケーションズ株式会社

お勧めPoint ! 研究分野専門のネイティブによる校正や、再校正、剽窃チェック、カバーレター作成、論文完成度評価レポートのサービスなど、ジャーナル投稿を支援する豊富なオプションがあります。
弱点 サービスが豊富で手厚い分、逆にプランが非常に細分化されていて、少し分かりにくい印象。
納期 8時間~(平日お急ぎプラン) 料金 5円/語(スタンダード、7営業日)
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性 ×
クロスチェック 2名のネイティブ校正者の2段階 詳しくはこちら

2位 フォルテ(総合得点:66) 運営会社:株式会社フォルテ

お勧めPoint ! 文法・スペルチェックのみの軽いものから、ジャーナル掲載レベルを目指したハイレベルのものまで幅広く対応します。日本人コーディネーターが校正者とのやりとりをサポートしてくれます。
弱点 ゴールデンウィークなどに長期休みあり。ホームページの情報が整理されていない印象。
納期 1営業日~ 料金 8円/語~
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性
クロスチェック 専門家と別のネイティブ2名体制 詳しくはこちら

4位 エヌ・エイ・アイ(総合得点:60) 運営会社:エヌ・エイ・アイ株式会社

お勧めPoint ! ケアレスミスのみチェックするカジュアル校正や、単語数調整まで行うプレミアム校正など、豊富なサービス。ネイティブ英語へ変換するフルチェンジリライトサービスもあります。
弱点 見積を行った際の納品予定日が土日の場合、実際の納品は平日に先延ばしとなる。
納期 1営業日~ 料金 9円/語~(カジュアル校正)
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性
クロスチェック カジュアル校正外は再校正 詳しくはこちら

5位 エダンズ(総合得点:58) 運営会社:エヌ・エイ・アイ株式会社

お勧めPoint ! 論文内容への理解があるため、入念な英文添削ができる上に、スピード対応も可能。リピーター率は85%を超えます。事前査読やプレスリリースまで、前工程・後工程の手厚いサービスあり。
弱点 基本的に論文に特化したサービスなので、それ以外の用途だと価格面などでオーバースペック。
納期 1営業日~ 料金 14円/語~
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性 ×
クロスチェック デフォルトで2回校正 詳しくはこちら

5位 Manuscriptedit(総合得点:58) 運営会社:グローバル・マーケティング・アソシエーション株式会社

お勧めPoint ! 学術論文に強みを持ち、いずれのプランも分野の専門校正者が校正を行い、その後グループエディター、品質管理チームのチェック、最後にチーフエディターという手厚い手順を踏みます。
弱点 品質確保のためにステップを多く踏むので、納品がやや遅い。
納期 1日~ 料金 12円/語~
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性
クロスチェック 4段階で行われる 詳しくはこちら

5位 校正プロ(editing-Pro.)(総合得点:58) 運営会社:株式会社ビーコス

お勧めPoint ! 校正サービスでとしては貴重なクラウドタイプのサービスなので、時間を問わずいつでも依頼が可能です。英語ネイティブと英文校正の専門スタッフによるダブルチェック体制で安心です。
弱点 ウェブサイトの機能は他サイトとさほど差がないが、文字が多く少し使いづらい。
納期 最短30分 (シングルチェック) 料金 2.27円/語~
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性
クロスチェック 2名体制 詳しくはこちら

5位 英語エキスパート(総合得点:58) 運営会社:英語エキスパート

お勧めPoint ! 校正者はフルタイムの専門家、研究機関や大学機関の研究者や科学者で、あらゆる分野をカバー。最も安いプランでは4円からと価格もリーズナブル。
弱点
納期 1日~ 料金 4円/語~
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性
クロスチェック 3ステップで実施 詳しくはこちら

9位 ELSS(総合得点:53) 運営会社:株式会社ELSS

お勧めPoint ! サイエンス分野の論文校正を得意とし、翻訳や校正といった英文だけでなく、図表などのイラストレーションサービスも提供しています。
弱点 ウェブサイトが見づらく、サービスの強味などが分かりづらい。校正者の情報も英語で書かれており、一見では把握しづらい。
納期 1日~ 料金 12円/語~(18-dayプラン)
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性
クロスチェック 校正者2名によるダブルチェック体制 詳しくはこちら

9位 AJE(総合得点:53) 運営会社:AJE

お勧めPoint ! 博士号をもつ1000人以上の校正者ネットワークがあり、447の学術分野をカバーします。すべてのプランで回数無制限で回答してくれるので、最後まで安心して依頼できる。
弱点 料金は米ドル設定。ミニマムチャージが75ドルからであるため、ごく短い文章には不向き。
納期 2日~ 料金 約20円/語~
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性 ×
クロスチェック なし 詳しくはこちら

11位 ドルフィン(総合得点:51) 運営会社:株式会社 ドルフィン

お勧めPoint ! 医学、生物、ITなどはMD、PhD等の資格をもつネイティブ校正者、政治、経済、法律、金融などはMBA等の資格をもつネイティブ校正者が担当。納品物サンプルがウェブサイトで見られます。
弱点 ウェブサイトにFAQなどがなく、外部評価やユーザー評価の情報がないので客観的な評価がしづらい。
納期 3日~ 料金 5円/語(1st-tec英文校正)
使いやすさ × 論文適性
専門性 ビジネス適性 ×
クロスチェック 下訳+ブラッシュアップ 詳しくはこちら

12位 Ginger Page(総合得点:48) 運営会社:Ginger Software

お勧めPoint ! パソコンやスマホで使える、機械校正の無料アプリ。オンラインで、ネイティブが使う1.5兆もの英語フレーズを独自に解析。単なるスペルチェッカーより1ランク上の機能を求める人にお勧め
弱点 文章によっては、チェック後、意味が変わってしまったケースも報告されている。
納期 即時 料金 無料
使いやすさ 論文適性 ×
専門性 × ビジネス適性
クロスチェック なし 詳しくはこちら

13位 KNインターナショナル(総合得点:46) 運営会社:KNインターナショナル株式会社

お勧めPoint ! 日本人の論文だけでなく、ネイティブの研究者やメディカルドクターの投稿研究論文も校正していることから、品質の高さがうかがえます。
弱点 プランはシンプルだが、急ぎまたは低価額で少量の校正を任せることはできない。
納期 5日~(10-30ページ程度 料金 8.5円/語
使いやすさ 論文適性
専門性 ビジネス適性 ×
クロスチェック なし 詳しくはこちら

14位 アイディー(総合得点:30) 運営会社:株式会社ルーティングシステムズ

お勧めPoint ! 自分の英作文や、ビジネスで書く英文のスキルを上げたい人向けの添削サービス。特定の目的や文章を仕上げる目的よりも、繰り返し指導を受けて、英語ライティングを上達したい人にお勧め。
弱点 専門性が問われる文書や、高い正確性が必要となる文章は対応不可能。一回の入稿が300単語まで
納期 おおむね24時間 料金 10.68円/語~
使いやすさ 論文適性 ×
専門性 × ビジネス適性
クロスチェック × 詳しくはこちら

15位 フルーツフルイングリッシュ(総合得点:23) 運営会社:株式会社フルーツフルイングリッシュ

お勧めPoint ! 英文ライティングの能力を上げたい人のトレーニング用サービス。英文校正という目的であれば「英作文チケット」を利用すれば依頼できます
弱点 担当講師は選べず、専門分野にも対応しない。
チケット制度になっており、最低ロットは22,000円から。
納期 4日~ 料金 5.4円
使いやすさ × 論文適性 ×
専門性 × ビジネス適性
クロスチェック × 詳しくはこちら

■校正サービス選びのポイント(品質・納期・料金・使いやすさ)

このサイトでは、英文校正サービスを提供する15社をピックアップし、実際にサイトを利用したり、見積もりを依頼するなどして、評価を行いました。

(調査担当者の主観で評価しているため、人によって実感が異なる場合もあるかと思いますので、その場合はお知らせください)。

ここでは、調査方法として選んだポイントのうち、品質・納期・料金・使いやすさについて説明します。


1.品質

品質が重要なのは言うまでもありませんが、その維持・向上は様々な工夫で行われます。まず重要なのが校正を行う校正者の品質です。

校正を利用する目的にもよりますが、基本的には日本人ではなくネイティブの校正者に依頼するのが良いでしょう。

その上で、多くのサービスでは校正を行うのに相応しいキャリアを積んだ校正者のみを採用しています。特に論文を得意とする校正サービスでは、専門分野で博士号を有している人や、実際にジャーナルで査読を行っている人などを採用しているケースも多くあります。同時に語学としての英語能力の高さも求められます。多くのサービスでは、専門分野の校正者と語学専門の校正者のダブルチェック体制で品質を維持しています。

また校正者を評価することで品質向上につなげているサービスもあります。ユーザーレビューで校正者を評価し客観的に分かるようにして、スコアによってはペナルティを課したり、実際の納品物を事務局が確認し、トレーニングや次回のマッチングに活かすケースもあります。

校正とは元の英語をブラッシュアップする作業ですから、品質が上がらなければわざわざ依頼する意味がありません。品質維持に対して、どのような取り組みが行われているかは、重視することをお勧めします。


2.納期

校正の納期を左右する主なファクターとしては、文章量、校正のクオリティがあります。大量の文章の校正を依頼する場合、長い納期が必要なのは当然ですが、だからといって短文ならどのサービスでも即日できるとは限りません。

最低限の所要日数や、土日など営業日以外の日数を数えるのかなど、短納期での仕上がりを希望する場合は注意が必要です。

またサービスによっては、海外との時差を活用して、深夜の依頼でも数時間で納品可能な場合や、専門的でない校正(文法のみシングルチェック)のプランを短時間で提供しているケースもありますので、急ぎの場合はよく比較して、最適なサービスを選びましょう。


3.料金

通常1語あたりの単価が設定されており、今回の調査では1語あたり2円台から20円台までと非常に広範囲の価格分布であることが分かりました。

また同じサービスでも、文章内容の専門性や、校正時に確認するポイントに応じて単価設定を変えているケースも多くあります。特に学術論文の場合は、ジャーナルのフォーマットに沿っているかを確認する代わりに1語あたりの価格を上乗せしたり、単語数削減や再校正を行うことなどを織り込むか否かで価格設定を変えたりするなど、さまざまなパターンがあります。

安く済ませたいのか、それとも多少価格が高くても、さまざまなオプションが含まれているのが良いのか、自分の目的にあわせて判断することをお勧めします。


4.使いやすさ

初めて利用するサービスの場合、まずはどのプランを選んだら良いのか、納期や価格はどの程度なのか、どんな手続きを踏んだらよいかが分かりやすいほうが良いですね。今回の調査においても、品質は高そうに見えるのだけど、ウェブサイトに情報が溢れすぎて自分の目的に合っているのか分かりづらかったり、自分は単に見積もりを取りたいだけなのに、投稿するジャーナルまで入力を求められたりなど、手続きが煩雑で敬遠したサービスもありました。

また多くはネイティブの校正者が担当することになります。作業途中や納品後に問い合わせができる場合、原則として英語でコミュニケーションを取ることが前提になりますが、日本人のスタッフがサポートしてくれるサービスもあります。不安な場合はそのような観点でサービスを選ぶのも良いでしょう。

また英文校正ではまだ少数派ですが、クラウド型のサービスも登場しています。なんとかして短時間で英語をブラッシュアップしたい!といった時に、短時間で校正者をアサインしてもらえる可能性が高いですので、試してみる価値はあるでしょう。